2024年2月17日(土)・18日(日)の2日間にわたって「第10回全国史料ネット研究交流集会 in 首都圏」を開催しました。本集会では、「首都圏地域の特質と災害対策」、「資料ネット活動をとりまく諸活動」、「資料保存・継承の現場」の3つのセッションを通じて、首都圏地域における資料保存や災害対策の現状を確認し、今後の課題と展望を議論しました。
第10回全国史料ネット研究交流集会 in 首都圏
【日時】2024年2月17日(土)13:30~17:30
2024年2月18日(日)10:00~15:00
【会場】一橋大学 東キャンパス 東2号館
【主催】第10回全国史料ネット研究交流集会実行委員会/人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」
【共催】一橋大学社会学研究科/科学研究費補助金特別推進研究(課題番号:19H05457)「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」(研究代表:奥村弘)
【後援】国立文化財機構文化財防災センター/神奈川県博物館協会/千葉県博物館協会/房総史料調査会/甲州史料調査会/千葉歴史・自然資料救済ネットワーク/茨城文化財・歴史資料救済・保存ネットワーク/群馬歴史資料継承ネットワーク/とちぎ歴史資料ネットワーク/那須資料ネット/ NPO 法人歴史資料継承機構じゃんぴん/NPO 法人宮城歴史資料保全ネットワーク/山形文化遺産防災ネットワーク/ふくしま歴史資料保存ネットワーク/そうま歴史資料保存ネットワーク/新潟歴史資料救済ネットワーク/信州資料ネット/地域史料保全有志の会/東海歴史資料保全ネットワーク/歴史資料保全ネット・わかやま/歴史資料ネットワーク/広島歴史資料ネットワーク/岡山史料ネット/山陰歴史資料ネットワーク/愛媛資料ネット/歴史資料ネットワーク・徳島/高知地域資料保存ネットワーク/熊本被災史料レスキューネットワーク/宮崎歴史資料ネットワーク/鹿児島歴史資料防災ネットワーク
【参加者】17日:対面131名、オンライン117名 合計248名/18日:対面118名、オンライン112名 合計230名/合計:対面249名、オンライン229名 合計478名
【プログラム】
総合司会:簗瀬大輔(群馬歴史資料継承ネットワーク代表)
■2月17日(土)
- 開会挨拶:木部暢子(大学共同利用機関法人人間文化研究機構機構長)、久留島浩(第10回全国史料ネット研究交流集会実行委員長)
- 趣旨説明:小野塚航一(国立歴史民俗博物館)
- 第1セッション:首都圏地域の資料保存活動と災害対策
報告:白井哲哉(茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク/筑波大学)、黄川田翔(文化財防災センター/東京国立博物館)、天野真志(国立歴史民俗博物館)
司会:工藤航平(国立歴史民俗博物館) - 第2セッション:資料ネット活動をとりまく諸活動
報告:柏原洋太(千葉県文書)、望月一樹(神奈川県博物館協会/神奈川県立歴史博物館)、西口正隆(甲州史料調査会/土浦市立博物館)
司会:小関悠一郞(千葉歴史・自然資料救済ネットワーク/千葉大学教育学部)
■2月18日(日)
- 第3セッション:資料保存・継承の現場
報告:福田博晃(とちぎ歴史資料ネットワーク/日光市歴史民俗資料館)、作間亮哉(那須資料ネット/那須歴史探訪館)、佐藤有(群馬歴史資料継承ネットワーク/群馬県立歴史博物館)、小野寺華子(千葉歴史・自然資料救済ネットワーク/千葉大学大学院)
司会:添田仁(茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク/茨城大学) - ポスターセッション
- 能登半島地震に関わる緊急情報交換会
報告:小谷竜介(国立文化財機構文化財防災センター)、上田長生(金沢大学)、天野真志(国立歴史民俗博物館) - 総合討論:首都圏地域における資料保存・継承の可能性
登壇者:白井哲哉(茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク/筑波大学)、工藤航平(国立歴史民俗博物館)、小関悠一郎(千葉歴史・自然資料救済ネットワーク/千葉大学教育学部)、添田仁(茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク/茨城大学)
司会:三上喜孝(国立歴史民俗博物館) - 閉会挨拶:若尾政希(大学共同利用機関法人人間文化研究機構理事/一橋大学大学院教授)、奥村弘(歴史資料ネットワーク代表/神戸大学副学長)