事業目的

 人間文化研究機構では、機構の根幹をなす人間文化に関する基盤的・学際的研究として、3類型11の研究プロジェクトを実施し、学術ネットワークの拡大や新分野創出等によって、大学共同利用機関としての使命を果たすための機能強化を行っています。2017年度から始まった「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」(以下、ネットワーク事業)は、機構(主導機関:国立歴史民俗博物館)、東北大学、神戸大学が中核となり、日本各地の大学や地域に設立されている「資料ネット」と連携し、各地で進められている歴史文化資料の保全活動(保存・調査及び研究活動)の成果を基に、地域における歴史文化の基盤を研究者だけでなく地域全体で認識することを目指しています。

 ネットワーク事業は、機構の法人第4期(令和4年4月1日~令和10年3月31日)より、大学等教育研究機関とのネットワークを活用して魅力ある研究拠点を形成し、研究フィールドからの課題解決を狙いとする〈ネットワーク型基幹研究〉のプロジェクトに位置づけられ、新たなスタートを切りました。主導機関である国立歴史民俗博物館では、(1)地域を主体とした資料保存研究の推進、(2)モノを資料として見出すための研究基盤の構築、(3)資料保存・継承の多様なネットワーク構築、以上の3点を研究テーマとしています。これまでの活動の詳細は、上部メニューの「活動報告」ならびに「研究成果」をご覧ください。東北大学拠点ならびに神戸大学拠点の情報はフッター掲載のリンクより確認できますので、こちらもあわせてご覧ください。