2023年1月28日(土)・29日(日)の2日間にわたって「第9回全国史料ネット研究交流集会 in 宮崎」を開催しました。この集会では、南九州地域における活動に注目して「南海トラフ地震・火山噴火・水害-限られた資源でどう向き合っていくか-」、「地域社会の現状に向き合う-地域コミュニティ・多様な人材-」、「資料の所在をいかに把握するか」の3つのテーマを設定し、自然災害や人口減少・過疎高齢化といった地域社会における複合的な課題に対応しうる資料保存・継承のあり方について議論を深めました。
第9回全国史料ネット研究交流集会 in 宮崎
【日時】2023年1月28日(土)13:30~17:30・29日(日)9:30~12:30
【会場】宮日会館11F 宮日ホール+オンライン
【主催】第9回全国史料ネット研究交流集会実行委員会、大学共同利用機関法人人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」
【共催】科学研究費補助金特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」(研究代表:奥村弘)
【後援】独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター、宮崎県教育委員会、鹿児島県教育委員会、宮崎市教育委員会、宮崎県博物館等協議会、鹿児島大学地域防災教育研究センター、鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センター、宮崎日日新聞社、みやざきアートセンター、歴史資料ネットワーク、NPO 法人宮城歴史資料保全ネットワーク、山形文化遺産防災ネットワーク、そうま歴史資料保存ネットワーク、ふくしま歴史資料保存ネットワーク、那須資料ネット、茨城文化財・歴史資料保全救済ネットワーク、とちぎ歴史資料ネットワーク、千葉歴史・自然資料救済ネットワーク、群馬歴史資料継承ネットワーク、特定非営利活動法人歴史資料継承機構じゃんぴん、新潟歴史資料救済ネットワーク、地域史料保全有志の会、信州資料ネット、歴史資料保全ネット・わかやま、岡山史料ネット、広島歴史資料ネットワーク、山陰歴史資料ネットワーク、歴史資料ネットワーク・徳島(徳島史料ネット) 、愛媛資料ネット、高知地域資料保存ネットワーク、熊本被災史料レスキューネットワーク
【プログラム】
■1月28日
・開会挨拶:籾木郁朗(宮崎歴史資料ネットワーク)、木部暢子(大学共同利用機関法人人間文化研究機構機構長)
・シンポジウムⅠ 南海トラフ地震・火山噴火・水害-限られた資源でどう向き合っていくか-
パネラー:井村隆介(鹿児島大学)、栗原ちひろ(NPO法人防災WEST)、川路祥隆(熊本県文化企画・世界遺産推進課)、松下正和(歴史資料ネットワーク)
コーディネーター:佐藤宏之(鹿児島歴史資料防災ネットワーク)
*含:コーディネーターとパネラーのやりとりも含む
・シンポジウムⅡ 地域社会の現状に向き合う-地域コミュニティ・多様な人材-
パネラー:甲斐麻里亜(門川町教育委員会)、新名彩美(宮崎県立門川高等学校)、那須日出夫(宮崎県建築士会)、
コーディネーター:松山真弓(宮崎歴史資料ネットワーク)
・緊急報告会
土屋明日香(山形文化遺産防災ネットワーク)
鈴木龍郎(そうま歴史資料保存ネットワーク)、阿部浩一(ふくしま歴史資料保存ネットワーク)
川内淳史(NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク)
■1月29日
・シンポジウムⅢ 資料の所在をいかに把握するか
パネラー:丹羽謙治(鹿児島歴史資料防災ネットワーク)、中川未来(愛媛資料ネット)、小関悠一郎(千葉歴史・自然資料救済ネットワーク)、福田泰典(宮崎歴史資料ネットワーク)、長友禎治(日南市教育委員会)
コーディネーター:籾木郁朗(宮崎歴史資料ネットワーク)
・総合討論
パネラー:佐藤宏之(鹿児島歴史資料防災ネットワーク)、松山真弓(宮崎歴史資料ネットワーク)、籾木郁朗(宮崎歴史資料ネットワーク)
コーディネーター:山内利秋(宮崎歴史資料ネットワーク)
・閉会挨拶:奥村弘(歴史資料ネットワーク代表委員・神戸大学理事)
・閉会挨拶:高妻洋成(独立行政法人国立文化財機構文化財防災センターセンター長)
【参加者】2日間で延べ約350名